ネタバレシリーズ。
メガミマガジン9月号特典
魔法少女リリカルなのはStrikers特別編

if 〜フェイトさんが試合後半のことについて、聞いていなかったら〜



「2人の相談で開始20分は時間いっぱい基本に沿った戦技の披露を
 ラスト3分程度双方の『全力戦闘』をお見せしたいと」

――救護テント――

「ふぇ、フェイト……ちゃん?」
 アナウンスが聞こえてから雰囲気が変わった執務官に、おそるおそる問いかける医務官。
「どうしました? シャマル先生」
「えぇっと……もしかして、聞いてなかったとか?」
「手元の資料ってことは、はやては知ってたんだ……そうか」
 完全に目が据わってる。

 地上のやりとりは知らないまま、試合は佳境に。
 アナウンスがあったとおり、始まる全力戦闘が始まる。

「行くぞ!」
「せーーーのっ!」




 交錯する桜と桃の魔力光。
 爆音と熱気が会場を包む。




「牙煌……」
「ディバイン……」

 そして、二人が最後の一撃を……


「「なっ」」

 放てなかった。

「2人を同時に拘束!?」

 解説席のはやてが立ち上がる。
 戦闘中のなのは、シグナムを拘束するのは、金色のバインド。

「2人とも……」

 戦闘空域に現れたのは、バリアジャケットに身を包んだ救護班で待機中の人物。 

「ふぇ、フェイトちゃん……」
「て、テスタロッサ……」

「コレはどういうことですか?」

「えっと……戦技を披露する場所だから」
「全力の戦闘をみるのもいい勉強になると思ってだな……」

「……そうですか」

「あ、あの……フェイトちゃん、バインドが……」
「だんだん強くなってるんだが」

「勉強になるのは確かです……ですが、お互いが倒れるほどの全力はどうかと思います」

「て、テスタロッサ……怒っているのか?」

 その問いに笑顔でかえす執務官。
 なのはと、シグナムの背中に汗が伝った。 


「ありゃ……あの2人、またフェイトちゃんにゆうてなかったんか……って、え!?」

 解説席で苦笑していたはやての周りに集まるのは、金色の魔力光。

「はやては知ってたんだよね?」
「いや、これは……きっとフェイトちゃんは知っとるものやと思うて……な」
「同罪です」
「ちょお、待ってフェイトちゃん!」

 バインドをかけられ、試合会場に引っ張られる。

「3人とも……覚悟はいいですか?」

 その後……試合会場に特大の雷が落ちたという。



 以降、戦技披露会を観戦していた人たちから、決して某執務官を怒らせてはいけないという噂が広まったそうな。

 どっとはらい


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 もうすでに誰かが思いついているかもしれませんが(汗
 あのシーンで思い浮かんだのがコレでした。
 もし知らされてなかったら本気でやりかねないかな……とか
 「これ知らされてなかったら、いくら私でも怒ります」
 六課の卒業式の時に前科がありますからね……なのはさんとシグナムさん
 はやてさんは……うん。とばっちりな気もしますが。
 連絡は大切ですよね(何

2009.07.31



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